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司法試験とAffogato

2012年4月から某法科大学院(ロースクール)に入学。で、ブログ始めます。

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(…つづき)

やがて半年間の演習が終わりました。
後期は、A先生に代わってB先生(この方もわかりやすく素晴らしい先生です)が担当するので、A先生の授業を正規に受けることができたのはこれが最後でした。

いまは転勤されたので、僕の通っていた母校にはいません。

密度の濃い半年間でした。今となってもあの演習をもう一度受けたいと思っています。
ボイスレコーダー等で、録音をしておかなかったことが悔やまれます。


……演習期間中に、一度だけA先生に答案の添削を頼んだことがあります。
表見代理についての事例問題だったのですが、本当に丁寧に添削をして頂きました。
スペース狭しと真っ赤に添削され、コメントが入った答案は、いまでも僕の宝物です。
(いま見ると、恥ずかしいくらい稚拙な文で答案を書いています……。にもかかわらず、根気強く読んでいただけたA先生には脱帽です。……また、最後に提出したレポートはひどいくらい誤字がありました。)


こうして、ロースクールで民法を勉強していると、特に総則や物権の箇所では、「あぁ、たしかここって、演習でやったな」と思い出してしまいます。


あと余談ですが、民法のある箇所では、A先生の教科書を使用して勉強しています。
その教科書を読むと、脳内で、あのときの実際のA先生の声で再現されます。

ですから、教科書にある論点についての問題提起の記述があると、あのときの演習のように自分が指名されている気分になります。

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(…つづき)

その日の帰り道は、ハートが砕け散り魂が抜けた状態でした。

しかし、授業自体はとても楽しかったのです。

「そもそも契約とは何か」 「どういう場合に無効と取消しが問題となるのか」

授業では、なかなか考えないところを突き詰めて考えることができる授業でした。
目から鱗とは、このことで、無味乾燥の民法の本が(いや、別に内田本の悪口を言ってるつもりはありません)授業を終えたあとは、流れるように頭に入ってきました。
「法律学ってこんなに楽しいのか」と思ったのもこのころでした。

それからは授業が終わるごとに予習課題を与えられ、内田本(時折、C-BOOKやシケタイ←)を読み、必死で授業についていこうとしました。
学部時代に、一番真剣に予習をしたのはこの授業でした。

けれども、とても良い授業を聞いている実感はありましたが、自分の知識が追いついてこず、モッタイナイ受講をしてしまったように思います。
1年生の頃に、もう少し、民法の基礎(佐久間本じゃないですよ)を勉強しておけば、この授業はもっと有意義なものになったはずだったのに……と。

演習はその後も、「錯誤」「表見代理」「無権代理」…と総則の重要な部分を扱いかいました。
(後半は、物権も多少扱いましたが、僕は物権の授業にほとんど出ていなかったのでほとんどわかりませんでした。)


自分の中で、民法総則(と物権)が線のように繋がって、理解していくのがわかり、本当に感動をしました。

この授業で、民法総則をある程度理解(本当はもっと深く理解したかったのですが、キャパが足りませんでした)できたおかげで3年生、4年生になってからの複雑な民法の事例を考える能力を養うことができました。
実際、いま、僕がロースクールに入学することができたのも、あの授業を聞いていたおかげであると思います。
というのも、「もっと知りたい」とか「もっと勉強がしたい」と感じるようになったので、モチベーションを保ちながら受験勉強等ができたからです。

つづく

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(…つづき)

さて、徹夜で民法典を通読(というのはウソで、物権編まで読んだ後に、図書館で「民法入門」みたいなタイトルの予備校本チックな本に「無効が書かれている条文はここだ! とか、取消しという文言が入っている条文はこれだ! とか図に書いてあったので、それを参照に抜き出しました。」)し、徹夜で予習を終えました。
肝心の取消しと無効の意味はいまいちよくわからないまま、授業に挑みました。

一番前の席に座っていたので、最初に指名されました。
「では、【契約が】無効になったり、取消しになると直接規定されている箇所はどこかな?」

と質問されました。

僕はドヤ顔で、総則規定はもちろん、家族法における「無効・取消し」の規定を挙げました。

A先生の表情が徐々に曇ってきました。
「いや… 制限行為能力者や錯誤無効等はあってるよ。ただ、遺言の取消しは……」

そうです。
僕は、「無効と取消し」をただ闇雲に調べていましたが、その講義は「財産法まで」でよく、家族法の規定はしなくとも良いとのことでした。(たしかに、遺言は契約じゃない。)


予習の課題文をきちんと読まなかったせいで、使った労力のほとんどが無になりました。

その後の質問は、ほとんど明快に回答することができず、他の学生が淡々と答えていくのをただ見ているだけでした。

(つづく)

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プロフィール
HN:
Affogato-ni
年齢:
36
性別:
非公開
誕生日:
1989/11/28
職業:
学生
趣味:
アラビア語
自己紹介:
4月から、某大学院のロー生です。

友人の誘いから、始めました。



自堕落に生きながらも、日々精進したいと思います。
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